今朝は天候も冴えない感じですが、午後から雨が降るようです。株式市場は相変わらず堅調で、特に米国株は昨年11月~12月の相場をほうふつとさせるような展開になっています。債券が売られて株が買われるという展開になっていますが、今回も金融株が指数を押し上げているというところも似通っています。目先的な過熱感が強く調整となる可能性もありそうです。

日本市場は3連休となるところですが、今年の5月、そして9月の連休は連休中に大きく上昇するという展開でしたが、2度あることは3度あるのか、3度目の正直となるのかが注目されます。米国の雇用統計の発表も相場の転機となる可能性もあり、本日の日本市場は週末の持高調整の売り買いが中心となりそうです。

米国株高を受けて買い先行となりそうです。ただ、3連休を控えた週末ということや買い戻し一巡感もあり、手仕舞い売りに押されて上値も重くなりそうです。持高調整などで円安が進めばさらに上値を試すことになるのでしょうが、目先的な過熱感も強く、指数に影響の大きな銘柄などは買い難さが見られるかもしれません。

どこまでも上がるという雰囲気になってきました。昨年11月~12月のような展開か、今年5月のような展開になってきていますが、いずれにしてもどこかでは下落するということになるのでしょう。本日も上値の重さが気になりだすと手仕舞い売りに押されて冴えない展開となる可能性もあり、まだまだ20,500円~600円円台での値固めということもありそうです。

本日の投資戦略

アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

昨日の日本市場は手仕舞い売りに押されるものの指数は下げ切らず、下げないものだからすぐに買い戻しや買い直しが入るという状況でした。引き続き米国株も堅調で本日の日本市場も堅調な始まりとなりそうですが、3連休を控えての手仕舞い売りに押されるか、手仕舞いの買い戻しで一気に上昇となるかということになりそうです。

今年の5月の連休も、9月の連休も連休中に米国株が高く、一気に上昇となりました。2度あることは3度あるということで今回も米雇用統計の発表などを受けて一気に買われるということもあるかもしれません。逆に3度目の正直ということで買われ過ぎた相場が日米ともに一気に調整となる可能性もあり、対処の仕方が難しくなりそうです。夜間取引の先物やくりっく株365などで米国市場などを見ながら対処していくという方法もありそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

【編集部のオススメ記事】
「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)