結果の概要:雇用増加数は市場予想を大幅に下回り、84ヵ月ぶりに減少

10月6日、米国労働省(BLS)は9月の雇用統計を公表した。非農業部門雇用者数は、前月対比で▲3.3万人の減少(1)(前月改定値:+16.9万人)と、市場予想の+8.0万人(Bloomberg集計の中央値、以下同様)を大幅に下回り、10年9月以来84ヵ月ぶりに減少に転じた(後掲図表2参照)。

失業率は4.2%(前月:4.4%、市場予想:4.4%)と、こちらは前月、市場予想を下回って改善し、01年2月以来の水準となった(後掲図表6参照)。一方、労働参加率(2)は63.1%(前月:62.9%、市場予想:62.9%)と、こちらも前月および市場予想を上回った(後掲図表5参照)。

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(1)季節調整済の数値。以下、特に断りがない限り、季節調整済の数値を記載している。
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2)労働参加率は、生産年齢人口(16歳以上の人口)に対する労働力人口(就業者数と失業者数を合計したもの)の比率。
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