2017年10月12日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

米ドル/円の日足チャートをみると、9月後半、113円台をさしたローソク足の上ヒゲが5本も伸びており、上値の重さを示している。また一方で下値も堅い。おとといのローソク足をみると下ヒゲが出ているが、112円を一瞬割り込んだものの跳ね返されている。直近の9/8の安値の107.31円付近と10/6の高値の113.43円付近の半値が110.40円付近となるため、この付近も意識したいレベル。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在は踊り場的な局面に来ており、この先の優劣の鍵を握るのが、本日発表の米PPI(生産者物価指数)と明日発表の米CPI(消費者物価指数)だ。昨日のFOMCでも「12月の利上げは向こう数ヶ月のインフレ指標次第」といった内容の発言があり、米PPIとCPIは、前月から加速する予想だが、これらの結果が良ければ米ドル/円が上昇していくとみている。

また次期FRB議長候補の1人であるパウエル現FRB理事が、今晩米国の討論会に出席するため注目されている。金融政策に関する発言があるかはわからないが、発言内容には注目しておきたい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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