2017年10月16日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供: 羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材,為替見通し
(写真=PIXTA)

市場の関心は、FRB次期議長の人事に向いている。トランプ米大統領は、9月29日(金)に「今後2-3週間以内に内定する」と発言しており、10月20日(金)がその3週間後にあたるため、今週発表される可能性が高い。

現時点で、パウエルFRB理事とウォルシュ元FRB理事が有力候補として挙がっている。現行の政策を継続すると見られるパウエル氏であれば、サプライズはほぼないだろう。一方、タカ派として知られるウォルシュ氏が選任された場合、市場の初動の反応は米ドル買いが濃厚だ。

また今週は、17日(火)に予定されている、英国の消費者物価指数の発表にも注目が集まる。先月発表された8月分が上振れとなったため、今回も注目度が高い。3%台に乗せる良好な数字となれば、11月2日(木)の金融政策委員会(MPC)での利上げがほぼ確実になる。織り込み度合いの低さからも、英ポンドの上昇は急加速するだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で110.30~112.80円、英ポンド/米ドルで1.3150~1.3500ドル、ユーロ/英ポンドで0.8750~0.8950ポンドを予想している。

竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や 西原宏一さんのメルマガ を通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ 」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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