2017年10月17日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:
羊飼いのFXブログ※チャート付き
)
現在の為替相場の傾向や相場観
先週ブル目にしてみたが上がりきらず、112.80円台で天井を打った。先週は1日の値幅が40~50銭しかなかった中、週末には112円台を割り込んで200日移動平均線にさしかかったものの、ここは割り込まずに持ち堪えた。
現在、113.44円付近の高値を天井としたラウンドトップが形成されているため、方向としては下方向。もしこのまま111.50円を割るようなら110円台までの下落の可能性があるとみている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
現状、ロングポジションを取りづらい要因は3つある。1つは上がってくるときに買われてきたロングポジションの残りの決済売りによる下落。2つめは北朝鮮の軍事演習が16日(月)~20日(金)まで行われており、これが終わってからのミサイル発射準備の兆候が囁かれていること。そして3つめに、IMMの円売りポジションの急激な増加だ。こちらも高値圏で作ったロングの決済売りが今後多く入るだろう。
よって、スタンスとしては戻り売り戦略。まず111.50円付近まで落ちたら一旦買い戻し、次に一目均衡表の雲の上限となる110.90円付近まで落ちたら再び買い戻し、更に落ちるなら新たに売り直して入るといった、小まめなトレードを心がけたい。
小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「
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