家計簿の「3:5:1(サーコイ)の法則」
**(ジングル)
篠原:
任せちゃだめだめ、お金のこと。心配せずに生きていくには、まずは正しい情報を知ることから
橋詰: ZUU onlineプレゼンツ 笑って役だつマネークリニック
篠原: ファイナンシャルプランナー篠原充彦と
橋詰:
橋詰優子がお送りしています
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橋詰: さあ、前半の続きになりますけれども、続いては家計簿。これは日常のお金の出し入れを把握するための、基本中の基本というように、篠原さん考えていらっしゃるようですけど。実は私ね、つけたことが一度もないんです。
篠原: でしょうね(笑)。
橋詰: また言われた。もう驚かないでしょ?
篠原: いやいや。まあ、えー?とはならないですけど。
橋詰: めんどくさくてね。
篠原: めんどくさいですか。
橋詰: はい。あのざっくりと、なんていうか、このくらいの範囲内でやっていこうってかんじで、やってるんですけど。
篠原: なるほど。
橋詰: でもやっぱりね、みんなつけてるもんですね、家計簿って。
篠原: そうですね。今日打ち合わせしてても、5人中2人がつけてますからね。
橋詰: 2人。男性ですよ。
篠原: 男性ですもんね。すごい色分けしてね。まあ、橋詰さんがざっくりととおっしゃったじゃないですか。まさに僕はそれでいいと思うんですね。
橋詰: そうですか?
篠原: 僕の考えは。全部が全部じゃないと思うんですけど、アプリをきれいにつけてて、相談に来られる方でもね、いや、ちょっと待っててください、篠原さん。138円までつけてるんですとか、切手買ったから52円もつけてるんですとかいう方いてるんですけど。じゃあ食費って月どれくらいですかって訊いたら、またざざざっていろいろ出して、またアプリいろいろ見て、えーと3万4500円とか、ちゃんと言うんですね。
橋詰: へー、すごい。
篠原: けど、いわゆる把握してない方、けっこう多いんですよ。自分がざっくりどれくらい使っているかっていうのを。
橋詰: 即答できないっていう。
篠原: 即答できないっていうのが。
橋詰: データとしては入っているけれども、ちゃんと頭に入っていないってことですかね。
篠原: 入ってないっていうね。だからつけることが目的になってる人が、けっこう多いんですね。そうじゃない人ももちろんいると思うんですけど、相談者のなかでは、つけることが目的じゃなくて、家計簿は一番は、要は支出を把握するという目的ですので、ざっくりでいいんですよ。まあ、食費どれくらい、とか。生命保険料はどうですか?いくら払っているかわかりますか?とか。何百円まで払っているかわかりますか?とか。それがわかってなかったら、一番辛いので。
橋詰: それざっくりと把握するためにお勧めの方法ってありますか?
篠原: これがね、「サーコイの法則」っていうのがあるんですよ。
橋詰: さあこい!
篠原: あ、かわいい。
橋詰: ありがとうございます。さあこい!お金来い!
篠原: そうです、さあこい!
橋詰: そういうことですか?聞きたくなりましたね。
篠原: なりましたか。家計簿って10項目あるんですね。ざっくりとですよ。
橋詰: えー、けっこうありますね。
篠原: けっこうあるんですよ。
橋詰: ざっくりとでも10項目になりますか。
篠原: 10項目あるんですね。
橋詰: たとえば?
篠原: たとえば食費、これ要りますよね。外食費。
橋詰: 食費と外食費別ですか?
篠原: そうですね。家族で外食行くとか。食費というのは主たる食費ですよね。で、理美容費。
橋詰: 髪の毛切りに行ったりとか。
篠原: 切りに行ったりとか。あとは化粧品買ったりとか。あと、これ衣服も入れましょうか。あとかばん買ったりとか。まあまあ、理美容費ですね。あと、自己投資費。
橋詰: 自己投資費、遊びに行ったりとかですか?
篠原: まあそうですね。実際セミナーに行ったりとか、資格を取りに行ったりとか。
橋詰: ああ、そういうことね。本を買うとかそうなんですか?
篠原: 本買う、いいですね。自己投資費。で、その他っていうのももちろんありますよね。
橋詰: その他ね。分類できないもの。
篠原: その他、いわゆる日用品もそうじゃないですか。たとえば、たまに医療費行ったときとか。医療費とかもそうじゃないですか。
橋詰: ちょっとお薬買うとか。
篠原: 雑費みたいなね。
橋詰: ボールペン買ったりとか。そういうことですか。
篠原: そうですよね。で、次は住居費。そして水道光熱費。これも要りますよね。
橋詰: 要ります。
篠原: 通信費。これも要りますよ。
橋詰: 通信費って言うと、スマホ代とかそういうものも。
篠原: 入ります。Wi-Fiも入りますよ。
橋詰: ああ、けっこうな金額。
篠原: プロバイダーも入りますよ。
橋詰: ああ、これは数万円ということになってくるかもしれないしね、家庭全体で考えると。
篠原: はい。で、車両費。車関連ですよね。で、あと生命保険。以上10項目。
橋詰: これ、全部把握しとかなきゃだめですか?
篠原: いや、これ、把握しなくてもいいんですけど、サーコイの法則の「3、5、1」なんですよ。
橋詰:サーコイ 、というのは、これ数字ですか?
篠原: 数字なんです。
橋詰: 3、5、1。
篠原: 暗号みたいでしょ?まず3カ月です。
橋詰: 3カ月、はい。
篠原: 次、わかりますか?
橋詰: んー、5分。1日5分。
篠原: (笑)だけど、おもしろいですね。いいです、いいです。ほんとそれくらいのレベルでいいと思います。5分でいいと思います、家計簿って。けど、5項目ですね。
橋詰: 5項目。10項目中の5項目ということですか?
篠原: で、1というのは1年。
橋詰: はあ、あれ?3カ月じゃなかったですか?
篠原: そうなんですよ。
橋詰: 解説お願いできますか?
篠原: まずは、3カ月だけ、この5項目をつけてください。
橋詰: はい。3カ月だけでいいんですか?
篠原: それを1年に1回だけやってくださいっていうようなことなんですね。ちょっとこれを文章にすると。
橋詰: はあー。じゃあ1月と2月と3月とか決めて。
篠原: そうですね。
橋詰: それでいいんですか?
篠原: もっと言うと、5、6、7くらいが一番いいですね。
橋詰: どうしてですか?
篠原: 1月って、けっこう使途不明金多ないですか?なんとなく。
橋詰: (笑)新年会とかお年玉とか。
篠原: そうそうそう。普段と違うお金の流れするじゃないですか。
橋詰: そうですね。
篠原: で、やる気なくしてしまうでしょ?1月からこんだけ使ってるんやったら。
橋詰: そうかもしれないですね。ああ、そうか。5、6、7くらい。
篠原: なんにもない月くらいの5、6、7を選んでいただいて。5項目っていうのは、実はさっき順番に言ったのは、初めの5個なんですよ。
橋詰: はあ、なんでしたっけね。
篠原: 毎月変わるもんなんです、これ。というのは、食費、変わるでしょ?まあまあ上下するじゃないですか。外食費も行ったり行かなかったり、回数が変わるじゃないですか。理美容費も変わるじゃないですか。自己投資費も変わるじゃないですか。その他っていうのも変わるじゃないですか。この5個だけはつけてくださいと。あとの5つというのは、毎月そんな変動ないじゃないですか。
橋詰: 家賃とか、そんな変わらないですしね。
篠原: 「住居費、水道光熱費、通信費、車両費」で、「生命保険料」。これ把握しておいてほしいんですよ。まずは。
橋詰: なるほど。
篠原: つけ方もひとつありまして、レシートくださいっていう言葉。
橋詰: レシートを必ずもらう。これね、私捨てちゃうんですね。
篠原: 捨てちゃうんですか。
橋詰: 捨てるカゴが最近コンビニなんかでもあるでしょ?みんなわりと捨ててますよ。
篠原: 捨ててるでしょ。なんだったら、くださいって言う前に店員がすぐ捨てる人いるでしょ。
橋詰: レシートご入用ですか?って訊かれますもん。
篠原: 訊かない人もいますよ、最近。
橋詰: 訊かずに捨てちゃったりします?
篠原: います、います。
橋詰: そうですか。
篠原: だからすぐにレシートくださいって。
橋詰: 先に言う。
篠原: レシートください。
橋詰: それ持って帰るんですか?
篠原: 持って帰る。それを財布に入れるんですよ。
橋詰: わ、かさばるー。
篠原: それで、家にちっちゃい箱とかないですか?
橋詰: ようけあります。
篠原: ようけあります(笑)。
橋詰: お菓子の箱とか(笑)。
篠原: そうそう、そんなんでいいんです。
橋詰: なんかに使えそうやなって、全部とってます。
篠原: そこにテプラかなんかで、書いとくんですよ。外食費とか食費とか。
橋詰: その箱を作るんですね。食費の箱とかをね。
篠原: 自己投資費とか、5つ書いておくんですよ。帰ってきてから、これ食費とか。
橋詰: ああ、もうその日のうちに?そこに仕分ける。
篠原: 入れるだけ。入れて寝るだけです。
橋詰: メモとかいいんですか?
篠原: 要らないです。全然要らない。
橋詰: そこに入れるだけ。それやったらできそうです。
篠原: そうでしょ?自己投資費とか。5分くらいでしょ?言うても、入れて、あとはもう寝るだけです。
橋詰: へたしたら5秒ですよね。
篠原: 5秒ですよ。
橋詰: その入れる作業を3カ月だけすればいいんですか?
篠原: そうです。で、1カ月に1回だけ、その5項目をざっくりと、100円とか要らないです。10円もいらないくらいです。
橋詰: そんなんでいいんですか?
篠原: ざっくりでいいんです。ちゃんとする意味がないんです。支出を把握するだけなんで。
橋詰: だいたい300円とか。
篠原: そうですね。4530円やったら、もう4500円。
橋詰: それでいいんですね。
篠原: それでいいんです。で、合計しておくんですね、項目ごとに。それを3カ月やっていただいて、で、項目ごとに全部、3カ月分合計して、3で割ると月の平均が出るじゃないですか。
橋詰: ああ、ほんとですね。
篠原: それを1年に1回だけやっていただいたら、ざっくりこれくらい使ってるんやなーみたいに。5項目だけレシートください、これだけ忘れんといてくださいね。
橋詰: もうすぐにこっちから言う。レシートください。
篠原: 僕20年近く言ってるから、うまいでしょ。レシートください。ものすごいうまい。
橋詰: 滑舌はいいです(笑)。
篠原: ちゃんとやって。レシートください。ものすごいもん。
橋詰: (笑)その目線ね。クールな目線。
篠原: クールな目線。
橋詰: わかりました。みなさんも必ずレシートをもらってください。そしてこの「サーコイの法則」、覚えておいてくださいね。
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