先月下旬からスタートした3月決算企業の第2四半期の決算発表も中盤に差し掛かってきましたが、いち早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。

そこで今回は先月の20日から25日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのが日本電産 <6594> で、第1四半期決算に続いてこの第2四半期決算でも通期の業績予想を引き上げたこともあって決算発表後のに9社が目標株価を引き上げています。また、アドバンテスト <6857> とファナック <6954> でも決算発表後に5社が、そしてエムスリー <2413> でも4社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に2社以上が目標株価を引き上げた主な銘柄

もう一つのヒント

◆明日の決算発表スケジュールは

3月決算企業の第2四半期の決算発表も中盤に差し掛かってきました。こうしたなか明日も大林組 <1802> や清水建設 <1803> といった大手ゼネコンや、日産 <7201> 、オリンパス <7733> などが決算発表を予定しています。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
日経平均 年度末2万5000円に ~日経平均の連騰記録と9つの原理
バブル崩壊後の戻り高値を試す その後は材料出尽くし感から上昇一服、日柄調整へ
米銀大手各行の3Q決算概要と当面の見通し
2017年10月米国雇用統計プレビュー
過去10年、11月にすべて上昇した銘柄は?