2017年11月15日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
日経平均が急落したことでリスクオフの売りが強まり、本日15日(水)午前中には113.03円付近の安値をつけ、下値を拡大した。113円台前半には本邦実需の買いが断続的にあるため、しばらくの間113.00円付近はブレイク出来ていなかったが、今回も現状ではブレイク出来ずに跳ね返されている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今晩15日(水)に発表を控える重要な米経済指標が2つある。小売売上高と消費者物価指数だ。両者ともに9月分はハリケーンによる自動車の修理や買い換え、ガソリンの値上げなどの影響で良好な数字が出たため、逆に今回発表される10月分は伸びの鈍化が予想される。
またここ最近続いていた113.00~115.00円のレンジに関していえば、下では本邦実需の買い、上では短期筋の売りが出るため、ここ1カ月ほど、そのせめぎ合いが続いている。今回も本邦実需の買いで113.00円をブレイク出来なかったら、再びレンジ相場となりそうだ。こんなときは、ピボットポイントやRSIなどを駆使して臨みたい。
井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。
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