2017年11月28日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

感謝祭で米国市場が休場していた間は、ユーロの上昇が目立ち、米ドル/円もやや下落した。

ここからは、実現性が高まっている米国の税制改革が材料となる。ただし、減税の規模は、トランプ大統領が当初想定していたもののおよそ3分の1と小さく、経済へのインパクトはそれほど大きくないだろう。

税制改革による米ドル高効果は、だいぶ薄れてしまったようだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

来年の減税を前に、年内はレパトリを控える動きで米ドル安になりやすいが、年明けはレパトリの影響で米ドル高圧力がかかりそうだ。

ただし、レパトリが一巡した後の米ドルは強く上昇することは難しいだろう。

日本の経常収支の黒字が過去最高レベルに達していることから、中長期的には円高が優勢な展開が予想されるが、足元の米ドル/円は、110円を下回る円高も、120円を超える米ドル高も見込めない。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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