先週金曜日から師走相場入りとなりました。したがって、11月に入ってやや遅れて決算を発表した企業でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。

そこで今回は先月9日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に3社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのがテルモ <4543> で、上期の営業利益がコンセンサス予想を上回り2割余りの大幅増益となったこともあって決算発表後に6社が目標株価を引き上げています。また、ディー・エヌ・エー <2432> でも決算発表後に5社が目標株価を引き上げたほか、大和ハウス工業 <1925> とNOK <7240> でも4社が目標株価を引き上げています。

投資のヒント
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき) マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
日経平均 3万円の根拠 PART3
荒い値動き続くもモメンタム株の調整はいいところまできた
「日経平均3万円」への道:行く手を阻むリスク要因を検証
第35回 金融規制議論の決着で迎えるクリスマス
過去10年、12月にすべて上昇した12銘柄とは? 今年はあるか、"掉尾の一振"