10月下旬からスタートした3月決算銘柄の中間決算発表も先月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの上期は2割を超す経常増益となったようです。そして上期がこのように大幅な増益となるなか、折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業も目立ちました。しかし、好決算となるなかでも通期の業績予想を据え置いた企業もみられます。
そこで今回は上期に営業利益の実績が会社予想を1割以上も上回りながら通期予想を据え置いた企業をTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。
例えばオリエンタルランド <4661> では通期の営業利益を11%以上の減益予想で据え置きましたが、10%近い減益を見込んでいた上期の営業利益は16%余り上振れ5%を超す増益となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・日経平均 3万円の根拠 PART3
・荒い値動き続くもモメンタム株の調整はいいところまできた
・「日経平均3万円」への道:行く手を阻むリスク要因を検証
・過去10年、12月にすべて上昇した12銘柄とは? 今年はあるか、"掉尾の一振"
・DeepMacro FX-1 モデル提供開始以来、初のキャリー・ファクター点灯 スイス・フランのショート、米ドルのロングで