10月下旬からスタートした3月決算銘柄の第2四半期決算発表も先月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの上期は2割を超す経常増益となったようです。そして上期がこのように大幅な増益となるなか、折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業も目立ち、そのなかには第1四半期に続きこの第2四半期にも二度目の上方修正に踏み切った企業がみられました。

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そこで今回はそうした銘柄のなかから2四半期連続の上方修正でついに営業利益の通期見通しが二桁の増益予想となった銘柄をピックアップしてみました。

例えば三菱瓦斯化学 <4182> では期初時点で15%を超す減益予想を見込んでいましたが、上方修正で第1四半期に小幅な増益予想に転じると、この第2四半期には二度目の上方修正で19%近い増益予想となっています。

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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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