2017年12月20日13時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米税制改革法案が今週中にも可決の見込みだ。そんなポジティブムードの中、昨日19日(火)に発表された米住宅着工件数も予想より強い結果だったため、これを受けて米長期金利が2.46%まで上昇。米ドル/円も連れて上昇した。しかし、米ドル/円は113円台を付けてすぐに失速。ここから更なる上値を狙えるかどうかが焦点となる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米税制改革法案の可決を前にNYダウも高値を更新している。そんな中、米ドル/円が失速した背景にはいくつかの要因が考えられる。

米税制改革法案の可決が織り込み済みであることは勿論だが、それよりも、以前からドルロングが溜まっていたことが大きく、113円台に入るとどうしてもクリスマス休暇前に決済をしたいとの意向から手仕舞い売りが出るためだ。

よって米ドル/円上昇シナリオが描けるとしても、クリスマス休暇明けからになりそうなため、来週以降に期待したい。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。

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