2018年1月12日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

まず、年初のマーケットで話題となったのは、3日間で1000円も急騰した日経平均。

続いて、米長期金利の上昇。金利上昇の背景には、日銀のテーパリング懸念、世界的に有名なファンドマネジャーのビル・グロス氏が債券の弱気相場入りを宣言したこと、中国の米国債購入縮小の観測などが挙げられる。

そして、株価と米金利上昇という米ドル/円の押し上げ材料があったにもかかわらず、米ドル/円が上昇しなかったことにマーケットは驚いている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米金利上昇に追随しなかった米ドル/円の上値は、極めて重い。111円台前半は、生保のオープン外債による米ドル買い注文も出ており、この水準を抜けるには少し時間がかかりそうだが、丁寧に戻り売りを狙っていきたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。