2018年1月23日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週の米ドル/円は、揉み合いつつ下値をトライするが、下を固めに行く週だとみている。

米ドル/円の日足チャートをみると、一目均衡表の雲が、上限は112.79円、下限が112.64円と薄く、90日移動平均線は、ほぼ雲の下限にある。また、111.97円付近にある21日移動平均線と111.74円にある200日移動平均線が、明日にでもデッドクロスしそうな状況。そのため、テクニカル的にも112円付近は重くなりそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジとしては、109.20~112.00円。110円付近を割らなければ跳ね返してくるかもしれないが、割ってさらに109.80円付近を下回れば、次のポイントは109.20円付近。この辺りは前回もGPIFなどが買っているレベルのため、ある程度の底堅さが予想される。

戦略としては戻り売りで、売りから入って110円前半では一旦買い戻しつつ、109.80円を割っていたら、あまり突っ込み売りはせずに慎重に臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。