同業他社のFPGとの違い
FPGはすでに、2012年10月に東証JASDAQに上場しましたが、その後東証2部から1部へと鞍替えしました、同じ金融ソリューションサービスを提供する会社ですが、内容は少し異なっているようです。JIAはオペレーティング・リースに特化してそでに付随してM&Aアドバイザリー、不動産等をおこなっており、海外への事業も多いのに対し、FPGは、主に国内の会計事務所からの富裕層をターゲットに様々な金融ソリューションの提案を行うサービスを行っています。
どちらがよいという事はいえませんが、FPGもタックスリース・アレンジメント事業としてJIAの行っている事業と同じことを行っています。バランスの配分は今の所FPGの方がよく見えますが、JIAも今後の新規事業によっては、まだまだ成長性が見込める可能性があります。
JIAの業績等
業績等をみるとほとんどがオペレーティングリース事業に偏っています。JIAによると日本型オペレーティング・リースは、航空機のような大型運搬設備を利用する業者(企業)にとっては、資金調達を活かせるリースであるという事から需要があり、投資家サイドからみるとは、課税効果とキャピタルゲインが望める金融商品として二面性がある金融商品として需要が高まっている事があげられています。
また、去年は景気回復局面にあった事から、航空業界の航空機の需要高まりと投資家の投資意欲の高まりから積極的な販売を行う事が出来たとの事です。平成25年1月1日~12月31日の連結決算結果は、売上高5億2,000万円、経常利益2億6,600万円、純利益1億7,600万円となっています。同社の強みとしている航空機・コンテナ部門からの引き合いが続いていて潜在的な案件はまだ豊富にあるといっています。
第二四半期の連結(平成26年1月1日~6月30日)累計の販売件数案件は6件、売上高は、5億1,100万円、営業利益2億6,900万円、経常利益2億6,300万円となり純利益は、1億6,000万円となっており、この調子ですすむと前年同期比を上回る好業績になりそうな気配です。
今後のJIAの戦略
引き続き、オペレーティング・リース事業を拡大していくと思われますが、その一方でM&Aアドバイザリー業務も銀行や証券会計事務所、コンサルティングファーム会社と新規にビジネスマッチング契約をすることで、地元の投資家との接点をひろめ基盤を広げているようです。また、太陽光発電事業施設を対象としたファンドの準備など新規事業の取り組みを行うようです。今回上場で調達した資金は、リース事業の為に設立する特別目的会社(SPC)に充てられるようです。次々と新しい金融商品が生まれてきて面白くなりそうな気配です。
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