1月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期の決算発表も先月中旬に終わりました。したがって2月に入って決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は6日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのがトヨタ <7203> で、今期三度目の上方修正で二桁の営業増益見通しとなったこともあって決算発表後に9社が目標株価を引き上げています。

また、シスメックス <6869> と丸紅 <8002> でも4社が目標株価を引き上げたほか、レンゴー <3941> や古河電気工業 <5801> 、横河電気 <6841> 、スクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> では決算発表後に2社が目標株価を引き上げています。

複数の目標株価の引き上げがみられる銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
パウエルFRB議長の議会証言、月初高のアノマリーにも注目
現在のマーケット動向について
同じことの繰り返し
物価上昇加速:春には更に上昇で、センチメントへの影響注視
成長加速!なのに過去と比べて低評価に甘んじている銘柄は