1月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期の決算発表も先月中旬に終わりました。したがって2月に決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しが随分と進んだと思われます。
そこで今回は先月7日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算発表後に3社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのがミネベアミツミ <6479> と太陽誘電 <6976> で、ともに通期の業績予想を上方修正したこともあって決算発表後に6社が目標株価を引き上げています。
また、第3四半期の営業利益が4割を超す大幅増益となったSMC <6273> でも4社が目標株価を引き上げたほか、不二製油グループ本社 <2607> と旭化成 <3407> 、ソフトバンクグループ <9984> でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
【関連リンク マネックス証券より】
・重要イベント目白押し 激しい値動きが落ち着くか
・トランプの輸入制限発言で世界の貿易が落ち込む 【対談】
・第40回 日銀・黒田総裁「逆バズーカ」と2期目の心理
・物価上昇加速:春には更に上昇で、センチメントへの影響注視
・マーケット急落時に効きやすいファクターと関連銘柄は?