貯金をする上で大切なことは、使途不明金をなくすことや、継続して出るお金を見える化することだろう。山一證券を経て独立、セミナーで講師を務める回数は年間200回を超えるという筆者オススメの家計簿アプリや、保険の加入のコツなどをお伝えしよう。

(本記事は、菱田雅生氏の著書『お金を貯めていくときに大切なことがズバリわかる本』すばる舎、2018年1月28日刊、の中から一部を抜粋・編集しています)

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お金を貯めていくときに大切なことがズバリわかる本
(画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

わずらわしさが減り、利便性がアップ

貯金を始めるときに、まず試してみてほしいのが「家計簿」をつけることだ。導入から面倒なことを言うようで申し訳ないが、家計簿といっても、昔とは違う。

近年、スマートフォンの普及にともなって、家計簿アプリの進化も著しい。これを活用してほしいのだ。

私も以前は相談に来るお客様に家計簿をつけることは、まったく推奨しなかった。

お客様の中には家計簿をつけること自体が苦痛だと思っていたり、結婚当初はつけていたのに続けられなかったと落ち込んでいたりする人が非常に多かったからである。

家計簿をつける苦痛が、その効果を実感できる喜びを上回るなら、ムリにやっても続かない。後述するが、家計簿をつけなくても家計のチェック方法はある。

なので、「無理に家計簿をつける必要はない」と言い続けていたのである。

しかし、今は使いやすいアプリが出てきたことで、積極的に家計簿をつけることを勧めている。自分でも、「Zaim」というアプリを使って家計簿を毎日つけている。

最近の家計簿アプリは、

・支出項目が細かく分類されている
・自分で自由に追加ができる
・レシートをカメラで写すだけで自動的に金額を読み込む機能がついている
・銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどとの連携が行われている

といった利便性がたくさん詰まっているのだ。

とりわけ、私が毎日つけ続けられている理由の大部分を占めているのが、このアプリの「アラート機能」だ。朝、昼、晩と、家計簿アプリからアラートが鳴るのである。

まるでそれは、家計簿アプリが、「ほら!お金使ったんじゃないの?何か買い物をしたんじゃないの?」と、聞いてくるような感じなのである。

「はい。いまお昼ご飯食べました。800円使いました」といった感じで入力していくうちに、気づいたら4年も続けられていた。

効果は年間10万円以上?支出への意識が変わる

家計簿をつけると、本当に必要な支出なのか、浪費ではないのか、1つひとつの支出を気にするようになる。

もともと、私は年間ベースでは家計収支をチェックしていたし、家計の使途不明金が大部分を占める「その他の支出」も毎年きちんと確認していた。その時点では、意識としてそれほど浪費はしていないと思っていた。

しかし、実際に一つひとつの支出に対する意識を強くしてみると、「節約しよう」と思わなくても、自然と必要なものだけにお金を使うようになる。

結果的に使途不明金がほとんどなくなったため、家計簿をつけるようになったことによる経済効果は、年間10万円は超えているはずだ。無料の家計簿アプリでこれだけの経済効果があるのだからオトクである。

便利な家計簿アプリが出てきたことで、「家計簿をつける苦痛」は緩和されつつある。家計改善は実態を把握することから始めるのがやはり効率がいいので、まずは試してみてほしい。

・だいたいでOK。まずは3ヵ月続ける

従来の家計簿の弱点は、続けることが「しんどい」点だ。続けるために重要なのは、操作が簡単であることと、楽しいと思えることである 。

義務感からではなく、「家計簿をつけたい」と自分から思えるのが一番いい。家計簿アプリは、いろいろと試しに使ってみて、自分が使いやすいものを選ぶのが重要である。

いまひとつ続かない感じであれば、別のアプリに変えればいい。

・いろいろある、オススメ家計簿アプリ

Zaim(ザイム)
費用の項目が多く、自分でも追加できる。
レシート撮影で自動入力。銀行口座やクレジットカードからのデータ取得。

マネーフォワード
連携可能な銀行等が多い。家計簿だけでなく資産管理にも向いている。レシート撮影で自動入力。

おカネレコ
手入力にこだわった家計簿アプリ。シンプルで簡単に入力できる。銀行口座等との連携はしたくない人向け。

ReceReco(レシレコ)
レシートを中心に家計管理をしたい人向け。高精度のレシート読み取り機能。EvernoteやCSVファイルに出力可能。

らくな家計簿
シンプルな家計簿アプリ。音声入力にも対応。カレンダー表示にも対応。

・特徴を知って、使いやすいものを選ぼう!

上に挙げた人気アプリをはじめ、数はどんどん増え続けている。

最初のうちは、アカウント・アグリケーション(家計簿アプリと自分の銀行口座や証券講座などと連携する事で、口座の状況をアプリ上で確認できたり、引き落としなどの状況を家計簿に反映させられたりするシステム)は使わずに、入力や集計の確認のしやすさなどを重視しよう。

家計簿をつけ始めたら、続ける目標は3ヵ月だ。私たちの脳は、新しいこと始めると脳内に新しい回路ができる。

その新しいことが習慣化できるようになるまでに、最低でも3ヵ月程度の期間が必要なのだそうだ。「90日間も続けなければならない」と考えると嫌になってしまうので、とりあえず1日分の入力をしてみよう。

そして、1日分の家計簿がつけられた自分をきちんと褒めるのだ。「お!きょうも家計簿をつけられたぞ!スゴイ!」

そうすることで、明日も頑張ろうという気持ちが芽生えやすくなる。途中でもし、家計簿をつけ忘れた日があったとしても落ち込まなくていい。

「忘れた!」と気づけただけでもマシである。また始めればいいのだ。「何日か忘れても気にしない」と最初に決めておこう。

続けるうちに、お金を使うたびに入力するクセがつき、家計簿をつけること自体に労力がいらなくなる(正確には、脳が労力と感じなくなる)。深く考えないで、楽な気持ちで始めてみるとよいだろう。

この1年でいくら貯まったか、把握しよう

とはいえ、なかには、どんな便利な家計簿アプリだろうが「毎日やるのは性に合わない」と思う人も一定数はいるだろう。実際にやってみたけど、やっぱり続かなかったという人も出てくるかもしれない。

そういう人は仕方がないので、私が以前からお客様に勧めていた、年間ベースの家計チェック法を試してほしい。

源泉徴収票をもらったときなどタイミングを決めて、年1回だけ家計チェックをするのである。そんなに時間はかからないので、以下の手順でやってみてほしい。

・1年の収支をチェックする方法

(1)この1年間でどれだけ貯金したか、その金額を把握する

1年間で貯金した金額がわからない人は、これからの1年間でいいので、記録しておくこと。毎月いくら積み立てをしたか、ボーナスからいくら貯金したかをつかんでおくのだ。

口座が一つしかない人は、今の残高から1年前の残高を差し引けば、この1年で貯まった金額が算出できるだろう。

1年間で貯金した金額(=年間貯蓄額)を明らかにできたら、その年の手取り収入から年間貯蓄額を差し引く。出てきた金額が、年間総支出額である。この金額は、誰が何と言おうが1年の間に使ってしまっている金額である。

(2)継続して一定のペースで出て行くお金を算出する

年間総支出額がわかったら、今年だけかかったような一時的な支出(海外旅行の費用や、マイホーム、マイカー購入の頭金など)を差し引くと、経常的な支出(継続的に一定のペースで出て行くお金)が算出できる。これは日常生活を維持していくために必要なお金と言える。

(3)その他の支出を割り出す

さらにこの経常的な支出から、住居費や教育費や保険料など、ある程度把握できている金額を思い出して順番に差し引いていき、最後に食費や公共料金などの基本生活費を差し引く。それでもまだ残っている金額があるはずだ。

その最後に残った金額が、家計の使途不明金を多く含む「その他の支出」である。「その他の支出」とは、この1年で自分でも何に使ったかわからない使途不明金であるが、どこの家庭にもあるものなので気にしなくていい。

このプロセスで、何にどれくらいお金がかかっているのか、その多い少ないが具体的にわかることに意味がある。これを毎年実行することで、年間ベースではあるが、家計の傾向を把握できるのだ。

老後資金がいくら必要かも計算できる

自分または自分たち家族の1年間の家計は、このような感じで収入や支出があるのだ。

家計の使途不明金(何に使っているかわからないお金)が大部分含まれている。どこの家庭にもあるので気にする必要はないが、ここまで算出すると家計を大部分把握できるということがわかってくると、老後資金の必要額の見積もりもできるようになる。

公的年金では足りない金額を算出することが可能となり、貯蓄すべき老後資金額がハッキリしてくるのだ。

老後の生活は現在の生活の延長線上にしかない。だとすれば、現在の家計から将来の家計を予想するのが一番である。

老後もかかる費用はどれなのか、冷静に見積もっていくのだ。そして、やはり理想的なのは、毎日、家計簿をきちんとつけて、家計にムダがないかどうかを意識しながらお金を使っていくことである。

そうすれば、より計画的に貯蓄できるし、将来の老後資金のことも考えながら家計のやりくりができる。

年間ベースの収支を押さえることで貯金に興味が湧いてきたら、ぜひ、再度、家計簿アプリにも挑戦してもらいたい。

格安SIMはホントに格安

・一番効果があるのは固定費の引き下げ

家計を改善するために、まずムダ遣いを減らすことを考える人は多い。その際、より効果が大きいのは、毎月必ず支出することが決まっている固定費の引き下げである。

家庭によっては、それぞれ独自の固定費が存在していることもある。

引き下げ余地のあるものはないか、毎月かかっている費用を確認してみるとよいだろう(家計簿アプリを利用していれば、月間ベースの集計を見てみるとすぐにわかる)。

仮に、毎月たった1000円の引き下げでも、1年間で1万2000円、10年間で12万円にもなる。それだけで家族の1泊旅行程度の費用が浮かせられる。これが月2000円の削減なら当然2倍の効果である。

10年、20年と続く出費であるほど、月1000円程度でも軽視はできない。固定費の引き下げは、長期的にみれば家計に大きな好影響を及ぼすのである。

・まずは通信費を見直そう

固定費を下げるうえで、真っ先に見直してほしいのがケータイである。格安SIMや格安スマホ、格安ケータイという言葉は、すでに多くの人が聞いたことがあるだろう。

現時点ですでに格安SIMを使っている場合、満足度合いは人それぞれかもしれないが、それまで利用していた3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で支払っていた料金よりも少なからず安くなったはずである。

私の場合は格安SIMに変える前まで、15年以上au(KDDI)を利用していた。家族割や学割などをフル活用し、自宅兼事務所の電話やインターネット環境などもすべてauにすることで割引を受けていた(auの戦略に乗せられていたとも言える)。

それでも、家族5人のケータイ代、置き電話とネットの通信費などを合わせると、毎月4万円前後に達する月が多かった。

しかし、格安SIMに切り替えた結果、現在では通信費が合計で月2万円を超えることはほとんどない。

もちろん、現在の契約をすべて解除して新たに組み直す手間はかかるが、多くの人にとってそれ以上のメリットがある可能性は大きい。

・データ通信がメインなら格安メリット大!

注意が必要なのは、格安SIMなら誰もが格安になるのかというと、一概にそうとも言えない点だ。ケータイの利用目的によって、通常、次のような違いが出てくる。

・通話はあまりしない、データ通信をメインに使っている人 → 格安になりやすい
・通話を中心に使っている人→格安どころか、それまでより割高になりやすい

私の場合、仕事もプライベートも同じスマホを使っているが、基本的に通話はかかってくることのほうが多く、自分からかけることはめったにない(家族にかけるときにはLINEなどのSNSの通話機能を使っている)。

子供たちも、ほとんどがゲームだと思うが、データ通信がメインである。auからmineo(マイネオ)に替えたが、その理由はauで買ったスマホをそのまま使える業者の中で、通信料が割安だと思えたからだ。

自宅兼事務所の中ではwifiを使えるので、データ通信の容量はそれほど大きくなくていい。ということで、データ通信量は3~5ギガで契約し、毎月の料金は1500~2500円と大幅に安くなった。

ちなみに格安SIMでは、通常、データ通信のみの契約だとさらに安くなる。

また、従来、ソフトバンクの端末だけは、そのまま格安SIMを使うことができず、スマホの端末自体を新しくSIMフリーのものに替える必要があった。

しかし、最近ではそのまま使える業者が出てきているので、改めて比較検討が可能である。

・通話メインならガラケーとの2台持ちもアリ

一方、通話もそれなりに使いたいという人は、格安SIMをデータ通信のみで契約し、通話専用の携帯電話(ガラケー)を別途契約するのもひとつの方法である。

そうすることで、通話も「かけ放題」にしながらトータルの費用を安くできる可能性がある。

なお、携帯番号はナンバーポータビリティで引き継げるが、これまで使っていた携帯メールアドレスは使えなくなるなどのデメリットもあるので、慎重に検討しよう。

保険には「加入しすぎない」心構えを

我が国の生命保険の加入率は、各種共済などの加入者も含めると、国民の約9割に達している。おそらくいまこの本を手にしているあなたも、何らかの生命保険や共済などに加入しているのではないだろうか。

しかし、自分にとって必要な分だけを適切に加入しているかどうかはわからない。必要保障額などを細かく試算し、複数の保険会社の商品を比較検討したうえで、保険料が割安な商品を選択したと言える人は少ないはずだ。

これまで20年にわたって相談業務を行ってきた経験からすると、生命保険については、その人の必要保障額に対して、実際に加入している保障が大きすぎる人のほうが多いと感じている。

たくさん加入しているということは、それだけ万一の際に受けられる保障が大きいということなので、安心できるように思われる。

しかし、根本的かつ重要な話として、保険は、生命保険も損害保険も、確率論上は、加入者が必ずソンをするようにできているのだ。

したがって、「加入しすぎない」ように、どの程度まで家計における経費として負担できるかを冷静に判断することが重要である。

万一の事態が本当に起きたときに、自分や家族が金銭的に困る可能性があるなら、間違いなく多少は保険に加入しておいたほうがよい。

保険がどの程度必要かは、自分がどの程度貯蓄でカバーできるかで大きく違ってくる。

・内容がシンプルで保険料の安い掛け捨てを優先

では、保険の見直しを検討する際の重要ポイントは、なんだろうか。

・現時点で必要だと考えられる保障(補償)がきちんと確保されているのか
・保険料負担を可能な限り軽くできないか

という2点に尽きる

最低限必要な保障(補償)が確保できているなら、保険料負担の軽減を模索し、確保できていないなら、追加での保険加入を検討する(「最低限の保障」についての考え方は後で述べる)。

このとき重要なポイントは、保険加入を検討する際の基本は、貯蓄タイプではなく、掛け捨てタイプの保険商品を比較検討し、同様の保障(補償)内容や保険金額で最も保険料の安いところを探すことである。

掛け捨てタイプなら、保険会社の安全性はあまり気にしなくていい。仮に、契約している保険会社が破たんしても、違う保険会社でまた契約すれば済むからである。

もちろん、必要な保障(補償)が確保できるなら、保険会社の商品ではなく、共済などを利用してもかまわない。

・すでに契約している貯蓄タイプの保険はどうする?

それから、「現在契約している貯蓄タイプの保険を解約するとソンをするので、このまま継続するか、思い切ってソンでも解約するか、どちらがいいんですかね?」といった質問を受けることがよくある。

どのみち貯蓄タイプの保険はソンになる可能性が高いので、それをわかっていて続けるのはおすすめできない。とっとと解約して、負担の軽い掛け捨ての保険に切り替えたほうがいいというのが、私の見解だ。

ちなみに、細かい点ではあるが、くれぐれも、新しい保険の契約をしてから古い契約を解約することを覚えておいてほしい。

解約を先にしてしまうと、新しい保険の保障(補償)が始まるまでの間が、保障(補償)のない空白期間になってしまう。

空白期間を作らないためには、新しい保険の保障(補償)が始まってから、すなわち、保険会社の責任開始日以降に、古い保険の解約を申し出ることが重要である。

・検討すべき理由は3つ

自分または自分たち家族にとって適切な保障(補償)を、割安な保険料で準備することができたとして、「保険についてはもう何も考えなくていいや」と、その後何年もほったらかしにしてしまう人がいる。それは非常にもったいない。

最低でも年に1回程度は見直し余地がないかどうかを検討すべきである。見直し余地がないかどうかを検討すべき理由は以下の3つである。

(1)貯蓄が増えれば保険は削れる毎年きちんと貯蓄ができているのであれば、貯蓄が増えた分だけ保障(補償)額を引き下げることが可能になる。

極端な話、貯蓄があれば保険はいらない。いま必要な保障(補償)額と貯蓄額を比較して、貯蓄や公的保障だけでは足りない部分を保険で準備するというのが、家計のやりくりを考えた賢い保険の利用法である。

だとすれば、加入中の保険を削ることができないかどうかは、いつも考えておくべきことだろう。

ちなみに、保険を解約するときは、契約したときの担当者ではなく保険会社の窓口(webサイトでも電話でもよい)に直接連絡するほうが話が早い。

担当者は、顧客ごとの保険料から継続的に収入を得ている(報酬の計算方法は保険会社によって異なる)ため、解約への抵抗が強くなりやすいのだ。

(2)ライフプランの変化で必要な保障額が変わる

家族構成やライフプランなどの変化によって必要保障(補償)額が変わっている可能性がある。

例えば、2人目、3人目の子供が生まれたなら、保障を増やす必要があるかもしれない。逆に、子供が高校生や大学生になったら多少は保障を減らせるかもしれない。

また、離職や転職などによって必要保障(補償)額が変わる可能性もある。

(3)よりおトクな保険商品が出てくることもある

保険商品の変化によって、加入中の保険商品ではなく、違う商品に変えたほうがおトクになる可能性もある。

例えば、世の中の金利水準の上昇に伴って、保険の利回りとも言える「予定利率」が上昇した場合は、現在加入中の保険よりも新しい予定利率の保険に切り替えたほうが保険料は安くなる可能性がある。

年齢が上がっていることによって保険料が高くなる分を考慮してもトータルの保険料が安くなるのであれば、切り替えたほうがいいだろう。

また、保障(補償)内容の改善などが行われることによって、新しい保険商品のほうが割安なら、これも切り替えを検討する価値がある。必要な保障(補償)であることが明らかで、保険料が割安なら切り替えるべきだ。

菱田 雅生(ひしだ・まさお)
1969年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、山一證券入社。山一證券自主廃業後、独立系FPとなる。2008年にライフアセットコンサルティング株式会社設立。コンサルティングノウハウや、年間200回超のセミナー講師をこなすなかで得た経験を活かし、わかりやすくファイナンシャル・プランニングを伝えている。