2018年3月28日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
フェイスブックの個人情報が英ケンブリッジ・アナリティカ社の手に渡った問題をきっかけに、米国株は全体的に下落傾向にある。昨日27日(火)は、NYダウとナスダックが急落し、本日28日(水)の日経平均は下落で始まった。
今週は、30日(金)が週末、月末、日本の年度末となるため、特にロンドンフィックス辺りの時間帯に特殊フローが入り、値が飛びやすくなることが予想される。短期的な上下の動きに振り回されないよう注意する必要がある。
現在の為替相場の戦略やスタンス
新年度が始まる4月は、17年連続で外国人投資家の株が買い越しになっている。アノマリーからすると、今年も4月から株価の反発が期待されるが、直近の米国株の動向を見る限り、今年は難しいのではないかと考えている。
期末のためリスクは取りたくないが、上値の重い米ドル/円は、引き続き戻り売りスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。