2018年5月22日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週は方向感を失いつつあるものの、大きな流れはドル買い方向だとみている。米ドル/円は、昨日21日(月)に111.395円の高値をつけたが、目先の次のターゲットとしては、111.85円のレジスタンス。それを抜ければ112.50円までの上昇を考えている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円の日足のチャートをみると、200日移動平均線が、現在110.196円を指しており、21日移動平均線は109.73円を指しているが、21日移動平均線の示す値は連日上がり続けている。3月26日の安値、104.583円から5月9日の下ヒゲを結ぶとキレイなサポートラインが出来るだけでなく、本日22日(火)現在で200日移動平均線とも合致している。

また11月6日の高値である114.736円と1月8日の高値の113.387円を結ぶと、こちらも200日移動平均線と交わる。かつ、上値抵抗線からクロスして上に向かっているところをみても、やはり流れは上だろう。また、3月26日の安値から引いたサポートラインに対し、平行したキレイな上昇チャネルが形成され、今週中には112円ミドルまで届きそうなところへ伸びている。

よって、今週の米ドル/円の予想レンジとしては、下は109.50円から上は112.50円。109円後半から110円前半で押し目があれば買っていく戦略で臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。