先月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も先週で終わりました。上場企業の2018年3月期の経常利益は日本経済新聞の集計によると前期比で17%に近い大幅な増益となりましたが、第3四半期時点の20%近い増益予想はやや下回りました。先日の投資のヒントではこうしたなかでも営業利益の実績が会社計画を大きく以上上回ったものを取り上げました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

今回は会社計画ではなくコンセンサス予想と比較して営業利益の実績がコンセンサス予想を1割以上上回ったものをTOPIX500採用の3月期決算銘柄のなかからピックアップしてみました。そのなかで目立つのが電力会社で、例えば北陸電力 <9505> では実績がコンセンサス予想を3割近く上回りました。また、前期に8割近い営業増益となったアドバンテスト <6857> でもコンセンサス予想を実績が2割余り上回っています。

営業利益がコンセンサス予想を1割以上上回った主な3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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