2018年5月29日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
先週22日(火)から相場が一変し、様々な材料を背景にリスクオフ局面となった。 米長期金利は、3.12%が目先のピークとなり、徐々に2.8%の水準へ落ち着くことが予想され、米ドル/円の上値は重くなるだろう。
欧州では、イタリア政局の混乱により、イタリアの10年債利回りが下落に転じている。「五つ星運動」と「同盟」の連立政権で、両党の議席は55%に達し過半数となる。ユーロ離脱の可能性も浮上しており、イタリア債券を買っている日本の投資家も慌てているようだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
引き続き注目は、欧州の動向。ユーロは、月末のリバランスによる買いもあるかもしれないが、上昇したところは戻り売りを狙っていきたい。
ユーロ/米ドルは1.12ドル方向、ユーロ/円は123円方向への下落を想定している。米ドル/円は、ニュートラルかやや下目線。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。