2018年5月29日11時過ぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米ドル/円は、3月26日の安値からのサポートラインと、それに平行するラインで上昇のトレンドチャネルを形成していたが、先週23日(水)の下落でこのサポートラインを割り込んだ。さらに、200日、21日移動平均線も下回り、25日(金)と28日(月)で少し反発したものの、21日移動平均線で上値を抑えられ、本日29日(火)は続落している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円は、上昇のトレンドチャネルを割り調整局面に入った。
まず、109.80~110.20円のゾーンでは、基本的に戻り売りで入り、108円台ではしっかり利益確定をしていきたい。その後は、90日移動平均線と、2月22日の高値がちょうど重なる107.90円をロング撤退の目途に、108.00~108.50円にかけては買い場を探していきたい。週間レンジとしては、108.00~111.00円を想定している。
小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。