2018年6月29日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

本日29日(金)は、月末、期末、半期末ということで、ロンドンフィキシングに向けて、リバランスによる特殊な資金フローに注目。一部では、ユーロ/米ドルの買いが出るのではないかとの噂もあり警戒されていたが、今のところ大きな動きは見られない。米国株と日経平均は、上下しながら方向感のない動きが続いているが、上海総合指数は、節目の3000ポイントを割り込んでからは目立った反発もなく、軟調推移となっている。金融市場で全面的なリスクオフになるのではなく、各市場で順番にリスクオフが波及していくという今の相場を、米モルガン・スタンレーは、「ローリング・ベア(Rolling Bear)」と表現している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

NYダウは反発しながらも、クロス円とともにじわじわと値を下げてきている。7月もリスクオフが少しずつ広まるローリング・ベアの状況が続くと予想しており、クロス円は引き続き下落リスクに注意していきたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。