2018年7月12日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日11日(水)の米ドル/円は、約半年ぶりに112円台を回復。米中貿易戦争への懸念から世界的に株価が下落する中、米長期金利も低下したが、ドル買いの流れは止まらなかった。ドルは、円と並び安全通貨とされるスイスフランに対しても上昇しており、為替相場は、まさに「ドル一強」の様相となっている。米ドル/円は、本日12日(木)も112.30円台まで続伸しており、5月21日の高値、111.40円付近を上抜けた事で、1月に付けた年初来高値113.39円付近までチャート上の上値余地が広がっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ただ、「ドルが最強の安全通貨」という評価に違和感を持つ市場参加者も少なくないようで、ドル高の持続性を裏付けるデータが欲しいところでもあろう。そうした中、本日12日(木)は米6月消費者物価指数に注目したい。市場予想は前月比+0.2%、前年比+2.9%と堅調な伸びが見込まれており、コア前年比でも+2.3%に加速すると見られている。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。