2018年7月20日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日19日(木)のNY市場で、トランプ米大統領は、米CNBCテレビとのインタビューにおいて、FRBの利上げに対して不快感を示す発言をした。また、トランプ政権の保護主義政策の一環として実施している関税の引き上げは、相手国通貨の下落を招いており、特に中国人民元の大幅な下落とドル高にも不満を表明。米ドル/円は、こうしたトランプ米大統領の発言を受け、一時112円付近まで急落する場面があった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
中国も加速する人民元安を意図的に放置しているようだ。本日20日(金)も中国人民元の下落が続いており、再び金融市場にリスクオフを招く可能性がある。米中貿易戦争への懸念が再浮上する中、中国経済との関係が深い豪ドルの下落に注目。今後も全般的にドル高が進むと予想しており、豪ドル/米ドルは売り目線、米ドル/円は押し目買いスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。