2018年7月23日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週は材料難な一週間となったが、19日(木)のNY市場で、トランプ米大統領が米CNBCテレビのインタビューにおいて、FRBの利上げに対して不満を表明したことで米ドルが売られた。強い米ドルが米国の立場を弱くするといった発言が米ドルの下落を招き、先週は、米ドル/円が111.38円付近の安値、ユーロ/米ドルが1.1739ドル付近の高値を付け、ほぼその水準での週越えとなった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日23日(月)の朝は、日銀に関する報道が話題となっている。ここにきて日銀の現行の金融緩和の副作用が指摘され始め、来週30日(月)、31日(火)に開催される日銀金融政策決定会合でも、金融政策の見直しや副作用への配慮が検討されるのではないかといった報道が相次いでいる。こちらは、特に海外の投機筋が好む材料で、米ドル/円は売りが優勢となっており、来週にかけてこうした観測が広く意識されるだろう。トランプ米大統領の発言による影響とともに、米ドル/円は上値の重い展開が予想される。一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で109.50~111.50円、ユーロ/米ドルで1.1600~1.1800ドル、ユーロ/円で128.50~131.00円を予想している。

竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。