2018年8月3日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日2日(木)、トランプ米政権が2000億ドル相当の対中関税率を25%へ引き上げるよう提案したとの報道を受け、上海総合指数が急落した。これに対し、中国側も報復で応じる構えを見せており、米中貿易戦争は出口が見えない状況。上海総合指数は、引き続き上値の重い展開が予想される。
現在の為替相場の戦略やスタンス
中国株の下落は、特に中国経済との関係が深い豪ドルの上値も重くしている。また、豪ドル、ユーロ、英ポンドなどの主要通貨に対して、米ドル高の動きも目立っており、クロス円全般が弱い。来週9日(木)には、新日米通商協議を控えており、米ドル/円も上値を抑えられる展開となりそうだ。本日3日(金)は、米雇用統計の発表が予定されているが、ユーロ/円をはじめとするクロス円の戻り売りで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。