2018年8月8日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

明日9日(木)から始まる新たな日米通商協議「FFR」に向け、為替相場は小康状態となっている。米ドル/円は、111円付近で本邦勢の買い注文が入るため底堅い。一方、112円にはオプション絡みの注文で上値を抑えられており、身動きが取れない。ユーロ/米ドルも、1.16ドルを挟んだ膠着状態が続いている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

次の材料が出てこない限り、なかなか方向性が出にくい。時期的には、例年どおり夏季休暇に入る市場参加者も多く、夏枯れ相場に入りつつある。まずは、明日9日(木)の日米通商協議の結果を待ちたい。米ドル/円、クロス円は戻ったところは売っていきたいが、レンジは極めて狭い。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。