2018年8月22日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週は、ユーロ/米ドルが1.15ドルを割り込み、米ドルが急騰していたのだが、15日(水)からユーロ/米ドルが急反発しており、今週の米ドルは下落基調となっている。トランプ米大統領がパウエルFRB議長の利上げ姿勢に不満を表明したことが、米ドル下落のきっかけとなった。また、20日(月)は、上海総合指数が2016年以来の安値を割り込む場面もあり、リスクオフが進んだことで、ユーロ/円を筆頭にクロス円も軟調推移となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在、米国債のショートポジションが積み上がっており、当面は、米国債のショートカバーによる米金利低下が、さらに米ドルを押し下げそうだ。夏枯れ相場の中、米ドル/円はレンジ内での往来相場が続いているが、米金利の低下で米ドル/円もじわじわと下値を拡大するとみている。米ドル/円は戻り売りスタンスで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。