【目次】
①アイリックコーポレーションIPOの基礎情報
②ビジネスモデル解説(執筆=株価プレス管理人)【9/21更新】 ※一部有料会員限定
③IPOジャパン編集長 西堀敬 氏のコメント【9/7更新】 ※有料会員限定
- 会社名
- 株式会社アイリックコーポレーション
- コード
- 7325
- 市場
- マザーズ
- 業種
- 保険業
- 売買単位
- 100株
- 代表者名
- 勝本 竜二 /1964年生
- 本店所在地
- 東京都文京区本郷二丁目27番20号
- 設立年
- 1995年
- 従業員数
- 228人 (2018/07/31現在)(平均40.2歳、年収450.6万円)、連結252人
- 事業内容
- 個人及び法人向けの保険販売を行う保険販売事業、保険代理店やその他の保険販売会社に対して保険に関するソリューションを提供するソリューション事業及びシステム開発等を行っているシステム事業
- URL
- https://www.irrc.co.jp/
- 株主数
- 73人 (目論見書より)
- 資本金
- 694,500,000円 (2018/08/20現在)
- 上場時発行済み株数
- 4,046,000株(別に潜在株式200,000株)
- 公開株数
- 828,000株(公募620,000株、売り出し100,000株、オーバーアロットメント108,000株)
- 調達資金使途
- システムの機能強化・研究・開発、新規出店、運転資金
- 連結会社
- 1社
- スケジュール
- 仮条件決定:2018/09/03→1,600~1,770円
- ブックビルディング期間:2018/09/05 - 09/11
- 公開価格決定:2018/09/12→1,770円に決定
- 申込期間:2018/09/13 - 09/19
- 払込期日:2018/09/24
- 上場日:2018/09/25→初値2,226円
- シンジケート ※会社名をクリックすると外部サイトへ飛びます
- 主幹事証券:野村證券
- 引受証券:いちよし証券
- 引受証券:藍澤證券
- 引受証券:エース証券
- 引受証券:水戸証券
- 引受証券:むさし証券
- 引受証券:マネックス証券 (マネックス証券の詳細記事はこちら)
- 引受証券:SBI証券 (SBI証券の詳細記事はこちら)
- 大株主
- Nihon IFA Partners Ltd 1,514,400株 41.54%
- 勝本 竜二 928,300株 25.46%
- 住友生命保険相互会社 234,000株 6.42%
- 勝本 伸弘 129,000株 3.54%
- 半澤 勝広 120,000株 3.29%
- FWD富士生命保険(株) 110,000株 3.02%
- (株)産業経済新聞社 50,000株 1.37%
- 富山 昇司 50,000株 1.37%
- 大森 学 31,000株 0.85%
- (株)アエリア 30,500株 0.84%
- ネオファースト生命保険(株) 30,000株 0.82%
- AIG損害保険(株) 30,000株 0.82%
- 業績動向(単位:百万円)売上高 営業利益 経常利益 純利益
- 2016/6 連結実績 2,434 123 111 126
- 2017/6 連結実績 2,848 231 213 186
- 2018/6 連結見込 3,093 266 251 174
- ロックアップ情報
- 指定された株主は上場後180日目の平成31年3月23日までは普通株式の売却ができず(例外あり)
- 調達額(公開株数×公開価格)
- 14億6556万0000円(828,000株×1770円)
- 潜在株数(ストックオプション)
- 200,000株
- ビジネスモデル解説(執筆=株価プレス管理人)
- アイリックコーポレーション<7325>は1995年創業の保険販売などを行う企業である。同社及び連結子会社(インフォディオ)にて、①個人及び法人向けの保険販売事業、②保険代理店などに対してシステムやノウハウを提供するソリューション事業、③システム開発等を行うシステム事業の、3つの事業を展開している。
■①保険販売事業
保険販売事業は、来店型保険ショップ「保険クリニック」(直営店32店:2018年7月末時点)において、顧客に対し保険コンサルティング及び保険販売を行っている。自社開発の保険分析・検索システム「保険IQシステム」を活用することで、顧客の状況に応じて適した保険商品のリストアップができるという特徴を有している。
「保険IQシステム」は、生命保険の補償内容等をまとめて表示が可能で、保険商品をワンタッチで検索・絞り込み・比較することができる。同システムは直営店のみならず、FC店にもインターネット経由で提供中である。
また法人経営者向けにも、保険の有効活用等に関する提案・販売を行っている。
■②ソリューション事業
ソリューション事業はFC部門及びAS部門から構成される。FC部門は全国149店舗(2018年7月末時点)の「保険クリニック」FC店に対し「保険IQ」システム等を提供し、教育・研修・情報提供などを通じて直営店と同等のサービスを顧客に提供している。
同社はFC店から初期登録料・基本料金・店舗料金・ロイヤリティに加えて、ノベルティ費用等を受け取る。
一方でAS部門は、金融機関・保険代理店等に対し、生命保険の現状把握・検索提案システムである「ASシステム」等の、販売及び教育研修サービスを行っている。
■③システム事業
保険分析・販売支援等のシステム開発及びその他ソフトウェア受託開発などを、子会社インフォディオで手がけている。スマホアプリ「保険フォルダ」などの開発を行っている。
■業績推移
同社の業績推移及び当期予想は下記となっている。
2015年6月期 売上高20億円、経常利益0.2億円、当期純利益▲2.4億円
2016年6月機 売上高24億円、経常利益1.1億円、当期純利益1.2億円
2017年6月期 売上高28億円、経常利益2.1億円、当期純利益1.9億円
2018年6月期(見込み) 売上高31億円、経常利益2.5億円、当期純利益1.7億円
2019年6月期(予想) 売上高36億円、経常利益4.4億円、当期純利益3.0億円
着実な増収増益を継続中である。2017年6月期決算での公開申請を行い、9月25日の上場予定であるため、期越え決算での上場申請となっている。
確定はしていないものの、見込み決算として2018年6月期数字の開示がなされている。また2018年6月期までは着実な成長であるが、2019年6月期より大きな増益を見込む計画である。
2019年6月期の大幅な増益予想は、住友生命との健康診断画像のデータ化技術における共同開発、三重銀行による「生命保険証券の自動分析サービス」の導入、大手生命保険会社より受注したシステム開発の進行等の案件を主な要因としている。
■部門別損益
保険販売事業、ソリューション事業、システム事業の各部門別損益は下記状況である。
・保険販売事業
2017年6月期 売上高19億円、セグメント利益3.2億円
2018年6月期 売上高20億円、セグメント利益3.6億円
・ソリューション事業
2017年6月期 売上高8.8億円、セグメント利益2.9億円
2018年6月期 売上高9.0億円、セグメント利益3.0億円
・システム事業(※)
2017年6月期 売上高2.3億円、セグメント利益0.2億円
2018年6月期 売上高3.0億円、セグメント利益0.2億円
※システム事業の売上高には内部売上が17/6期1.4億円、18/6期1.1億円計上
2017年7月末時点で「保険クリニック」直営32店、FC149店が存在する。部門別損益からは、売上ベースでは直営店の寄与度が高い一方で、利益率ではFC店(ソリューション事業)が高い状態である。
■財務状況
2017年6月期末時点で純資産合計11億円、負債合計9.9億円であり、自己資本比率は52%である。そしてIPOにより7.9億円の株式募集による資金調達を計画している。
調達資金についてはシステム開発に係る設備投資2.2億円、直営店の新規出店(2019年6月期4店、2020年6月期4店)に1.6億円、事業拡大のための運転資金として4.2億円を投じる計画である。
■今後の注目ポイント