2018年8月24日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
本日24日(金)、オーストラリアの新首相に現財務相のモリソン氏が選出された。昨日23日(木)は、政局の不透明感から豪ドルは売られていたが、保守強硬派で知られるダットン氏の落選により、マーケットでは安心感による豪ドルの買い戻しが出ている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
オーストラリアの新首相決定の報道を受け、豪ドルは一時的に買い戻されているが、オセアニア全体の経済状況は後退気味だ。豪ドル、NZドルのオセアニア通貨は依然、上値が重く、豪ドル/円の戻り売りを狙いたい。また、本日24日(金)の朝方には、オアRBNZ総裁が利下げを示唆するコメントをしたことで、NZドルも軟調推移となっている。ちなみに、本日24日(金)は、国際経済シンポジウムのジャクソンホール会議において、パウエルFRB議長が講演を行う予定となっているが、特にサプライズはないというのがコンセンサスだ。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。