7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表も今月中旬には終了しましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期の上場企業の経常利益は前年同期比で16%以上の増益となったとのことです。このように第1四半期は大幅な増益となりましたが、まだ第1四半期ということもあって通期の業績予想を据え置く企業が大半でした。しかし、なかには上方修正に踏み切る企業も幾つかみられました。

投資のヒント
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こうしたなか投資のヒントでは減益予想が一転して増益予想となった銘柄など様々な上方修正銘柄を取り上げてきましたが、今回は上方修正で一転して営業利益が最高益更新予想となった銘柄をピックアップしてみました。例えばファンケル(4921)では12%超の増益予想が上方修正で44%以上の増益となり最高益を更新する見通しとなったほか、出光興産(5019)でも減益予想が増益予想となり最高益を更新する見込みとなっています。

上方修正で最高益更新予想となった主な3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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