2018年9月19日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
上海総合指数が反発し、リスクオンで豪ドルの買い戻しが活発化している。中国が米国に対して報復関税の導入を決定し、米製品600億ドル相当を対象に最大10%の関税を24日(月)から実施する。しかしこれも事前に発表された通りの内容であり、マーケットは昨日18日(火)日本時間朝、米国が追加関税を発表した時と同じ反応だ。つまりリスクオンで株高、クロス円高の流れ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
リスクオンにより為替市場では、リスクアセットの豪ドルの買い戻しが活発化する中、昨日18日(火)の対ドルでの各通貨の推移をみると、上昇率の1位がNZドル、2位が豪ドル、3位がポンドドルだ。結果、豪ドル/米ドルは0.72ドル台前半に。豪ドル/円は81.20円に上昇。ユーロ/豪ドルは1.61ドルミドルまで豪ドルが急落。上海総合指数も反発しており、スタンスとしては、豪ドル/米ドルの押し目買いを継続したい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。