2018年9月25日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週から実際に貿易戦争が始まった。これでリスクオフマーケットになると思われていたものの、ある程度織り込み済みだったことから、リスクオンで反応した。米ドル/円やクロス円が上昇し、特に豪ドル/円は買い戻された。しかしやはり将来的には、中国も米国も経済状況がスローダウンしていく方向になるかと思う。特に来年、関税率が25%になるようであれば、影響は非常に大きくなることが予想される。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ここから先のスケジュールとして、明日26日(水)には、日米首脳会談が予定されており、その後、トランプ米大統領と習近平の会談も近く予定されている。ここでどうなるかはわからないが、中国側は、関税の引き上げで米国経済が影響を受けるまで、米国の態度は変わらないと想定しているようなので、貿易戦争は行くところまで行くとみている。よって将来的にはリスクオフマーケットを想定していることから、豪ドルを中心に売りスタンス。特に豪ドル/円はだいぶ戻ったが、戻ったところを売っていきたい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。