2018年10月19日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日18日(木)の米国株は大幅続落となった。続落した要因は3つ。1つ目は、アジア市場の上海総合指数の急落。2つ目は、サウジアラビア情勢の緊張。トランプ米大統領は、失踪したジャーナリストは死亡したようだとの見方を示し、もし事実であれば「非常に重大な」結果が導かれるのは必至と発表。一方、ムニューシン財務長官は、サウジアラビアで開かれる投資会議に欠席するとコメント。3つ目は、イタリアの債務問題。欧州委員会は、イタリアの予算について著しく逸脱した計画を策定した理由を説明するようにイタリア政府に要求。また、NYダウは1.3%、ナスダックは2.1%急落となった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米株の下落を受け、為替市場ではリスクオフ相場が展開され、クロス円が下落している。その為、ユーロ/円を中心としたクロス円の戻り売り継続。また、本日の日本株と上海総合指数の動向に注目だ。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。