最近では希望の兆しも見え始めているものの、長引くデフレに、リーマン不況や欧州債務危機といった世界経済の混乱もありながら、日本経済は厳しい時代が続いています。
しかし、2000年代を通してみれば、2002年から2008年までは日本経済は戦後最長の景気拡大期(俗にいういざなみ景気)だったと言われています。

この景気の拡大期の特徴は、今までの日本のように全体が平均的に豊かになったわけではなく、成長の果実を得る人間が一部に集中したことです。その結果、ネオリッチと呼ばれるような新たな富裕層が誕生しました。そして全体的な経済格差も広がっています。

参考: 膨張する富裕層資産「2%が2割を保有?」〜日本のお金持ち動向最新版〜

このような時代背景の中、2000年代、特に2005年以降、首都圏を中心にVIP感やラグジュアリー感を売りにする会員制のクラブやサービスが数多く誕生しました。(※今回話題にしているのは、女性が男性を接待するクラブではなく、会員制のラウンジやダイニングなどです。)

それまでも国内には、入会金が100万円を超える富裕層向けのクラブはありました。しかし、2000年代中盤に誕生したクラブやサービスは、入会金が5万円から10万円ほどのものが多く、富裕層という程ではない高級サラリーマン(プチリッチ)でも加入できることが特徴です。それらのクラブやサービスは、手軽にステータス志向を満たせることを売りにしていたようです。
そしてこれらのクラブやサービスは、リーマンショック後の不況により廃業してしまった所も多いのですが、何割かは今も継続して営業をしています。

本日はプチリッチ向けの会員制向けクラブやサービスに加え、富裕層向けの会員制クラブや、お金があっても入会できない超名門倶楽部の情報をまとめてみます。

◉プチリッチ向け会員制クラブやサービス


会員制の居酒屋やレストラン、ホテルのラウンジなどです。
入会金は10万円以内であり、年会費もそれほどかからないケースが多いようですが、会員のデータベース管理に力を入れて、パーソナルなサービスを提供してくれることが特徴です。

◯itumo

・会員制の居酒屋、客の好みをデータベースで管理しており、ホスピタリティの発揮が強み
・入会には現会員からの紹介が必要

堂島倶楽部

・大阪梅田近くの堂島ホテルが2006年8月のリニューアルオープン時に、既存のバーを会員制シガーラウンジへ変更
・入会には総支配人などからの紹介が必要なため、会員はホテルの上客が中心といわれている

エリュシオンハウス青山

・一軒家型レストランのエリュシオンハウス青山の会員制サービス
・会員は個室などの利用の際に優遇を受けられる
・入会金は無料、年会費はゴールド会員が35,000円

参考: 大事なのはお酒とゴルフ?〜もしアジアの大富豪からホームパーティーに呼ばれたら〜