2018年10月23日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は帰巣本能が強いようだ。マーケット自体に、114円台から急落してきたときのショートがまだ残っており、現在、売り上がったショートと突っ込んだ人の損切りがぶつかり合っていることが底堅さを招いている。米ドル/円の日足チャートをみると90日移動平均線は、だいぶ上がってきており111.64円付近を指している。また21日移動平均線は112.96円付近を指しており、こちらが113円を止めているようだ。ただ、一目均衡表の雲と21日移動平均線が下値を止めており、主にはこのレンジ内での揉み合いとなりそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジとしては、111.30~113.50円。ある程度揉み合いを続けたあとは、113円台も視野に入っているため、111円台後半や112円台前半で買いから入り、113円台のはねたところで利食いをするようなイメージ。買いから入って利食いを回転させるイメージで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。