2018年10月25日11時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
本日25日(木)のアジア市場は、米国株が大幅に下落した前日の流れを引継いで株安が進行中だ。日経平均の下げ幅は、一時800円を超えた。今回の一連の株安については「○○・ショック」という名前が付けられないほどに原因がよく見えないのが特徴であり、それだけにタチが悪いとも言える。本日25日(木)も株続落・円続伸のリスクに警戒が必要だろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
もっとも、足元では「リスク回避のドル買い」も目立つ。NYダウ平均は昨日24日(水)の下げで今年の上げ幅を吐き出した一方、ドルインデックスは8月に付けた年初来高値に迫っている。米ドル/円は、対円以外でのドル買いに支えられて111円台後半のサポートを維持できるかが、本日25日(木)の焦点となりそうだ。なお、下値ポイントは先週15日(月)に付けた今月安値の111.62円と100日移動平均線の111.54円。また、明日26日(金)には日足一目均衡表の雲上限が111.60円台に浮上する。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。