2018年11月2日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
注目の米アップルの決算は通常取引終了後に発表されたが、iPhoneの販売台数は4690万台で、市場予想の4840万台に届かずで株価は時間外で下落した。米国株は3日続伸している。10月の株の急落を予想し、ヘッジしていた短期勢の買い戻しが目立つ展開だが。昨日、11月初日となった1日(木)の為替市場では総じてドルが軟調に推移した。今週10月30日(火)のメルマガで紹介したとおり、豪ドル/米ドルがじりじりと反発した。ブレグジット関連で楽観的な報道が目立ち、ポンドも反発している。
現在の為替相場の戦略やスタンス
豪ドル/米ドルや英ポンド/米ドル、加えて、米ドル/円でのドルショートも検討しているが、現状はディマークのサインがわかりやすかったユーロ/米ドルでのロングを個人的には選択している。昨日1日(木)のマーケットでかなりまとまってあったユーロ/米ドルの1.1400ドルのオプションは減少しており、逆に目立つのは、1.1300~1.1350ドルのオプションだ。ドルインデックスも反落しており、ユーロ/米ドルの下値は徐々に限定的ではないかと想定している。本日2日(金)は米雇用統計。ただ来週の米中間選挙を6日(火)に控えているため、米雇用統計の影響は限定的であると想定し、ユーロ/米ドルのロングは継続したい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。