2018年11月14日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在、英国とEUが離脱協定の草案で合意し、強硬派は反発している。この合意を背景に昨日13日(火)のNY市場ではポンドが反発。ただ合意に議会の承認が得られるかは依然不透明だ。草案合意が伝わると、英議会内のEU懐疑派も反発した。報道によれば、英国のメイ首相が本日14日(水)の1400GMT(日本時間夜23時)に臨時閣議を招集、合意素案を検討し、次の方策を決める。この臨時閣議に注目したい。ポンドは引き続きヘッドラインで乱高下しているが、ポジティブな報道に反応する傾向が強くなっており上値余地が拡大している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

一方ユーロ/米ドルは1.1150ドルレベルがテクニカル上での重要なサポートとなっており、こちらも反発傾向が強まっていることは変わりないが、ポンドほどの反発力はないため、ユーロ/英ポンドの戻り売りが有効ではないかと想定している。ただいずれにせよ本日14日(水)夜の臨時閣議の行方に注目したい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。