2018年11月20日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円の上値が重くなってきており、今週は調整の週となるだろう。今週のキーワードは、じゃじゃ馬。なかなかいうことを聞かない相場だ。IMMで円売りが増えたとたんに踵を返して下がってきた。全体的に見て114円台が非常に重かった気がする。米ドル/円の日足チャートを見ると、リバースヘッドアンドショルダーっぽくなっており、そのネックラインも切って、21日移動平均線も切って、一目雲の上限も下抜けし、昨日19日(月)は雲の上限で上値を抑えられ、今日はさらに安値を更新している。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジとしては、111.60~114.00円。上値が重くIMMで売りポジションが5週間ぶりに増加したら余計に重たくなってしまった。113.30円付近から打診売りしていいのではと思っている。ただ、日足の雲の下限が112.16円付近、90日移動平均線が112.12円辺りを指しており、この112円前半が攻防となるだろう。もしここが割れたら111.37円付近の安値があるが、その前に111.62円付近では止まるのではないかと思っている。戦略としては、戻り売りで臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。