2018年11月22日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日21日(水)の米ドル/円は113円台を回復。欧米株式市場の持ち直しなどを背景に円売りが優勢となった。もっとも、リスク回避のドル買いが活発だった前日の反動から、ドルも弱含みで推移。このため米ドル/円は、113.10円台を通る20日移動平均線の付近で上値を抑えられた。本日22日(木)は米国が感謝祭の祝日で、明日23日(金)は日本が勤労感謝の日で祝日となる。明日23日(金)の米国は休日でこそないが、クリスマス商戦がスタートするブラックフライデーの「ホリデー・モード」だ。本日22日(木)以降、金融市場全体が「ロングウィークエンド・モード」で動意を失う公算が大きい。イタリアの予算案や英国の欧州連合(EU)離脱など欧州政治を巡る問題も、ひとまず目先の材料を消化して次のステップ待ちだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、(約1カ月間の終値平均である)20日移動平均線付近という値位置から見て、参加者のポジションにシカゴ通貨先物市場が示すほどの大きな偏りは生じていないと推測される。持ち高調整による相場変動も最小限にとどまると見られ、突発的なニュースがなければ20日移動平均線を大きく外れる事なく、もみ合う展開となりそうだ。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。