2018年11月27日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は先週、日足チャートの一目均衡表の雲で下値をきれいに止められて、現在は21日移動平均線を超えて上がってきている。素直にみると米ドル/円は「買い」にみえる。ただし114円は遠そうにも感じられることから、113円後半は買いづらい。そのため、上がるとショートに傾きやすいようだ。よって上値が重そうにも感じられる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円の日足チャートをみるとの雲の下限と90日線が合致している。8月の安値である109.77円と10月の安値である111.37円を結ぶと、ちょうど雲の下限に来る。これらが全て112.15円付近で揃っていることから、今週の米ドル/円の予想レンジの下値として、まず112.15円を設定したい。そして上値に関しては、113.95円で114円には乗らないという見立てだ。ただし、ショートのたまり具合によっては114円台もありうるだろう。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。 ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短 期の相場観には自信あり。