投資家は用心深いスタンスを崩すべきでない
投資家は用心深いスタンスを崩すべきでないと思います。なぜなら、1月中旬から始まる決算発表シーズンにて、波乱が予想されるからです。
まずS&P500株価指数採用銘柄のEPS(一株当たり利益)のコンセンサスはこのところズルズルと下がっています。
上のチャートで去年の1月頃をみると、予想がグイグイ上昇していた点が目立ちます。あのときは税制改革法案が成立した直後で好景気による業績の上昇に加え、積極的な自社株買戻しに対する期待がありました。
しかし今は、米中貿易戦争で景気の先行きに陰りが見えているばかりでなく、去年のような高水準の自社株買戻しは期待できないのです。