マーケットが乱高下しているうちはダメ

株式投資で儲かるのは、高まった市場のボラティリティーが知らない間に漸減するような局面だと言われています。

グラフ3
(画像=トウシル)

その点、ボラティリティー指数は、いまだ高い水準にあり、鎮静化したとは言えません。アップル・ショックのように決算に絡んだネガティブ・サプライズが今後増えるリスクが控えています。

「強気のわな」に注意

弱気相場では、1月4日の立ち会いのように急にマーケットが元気づき「もう大丈夫だ!」と思わせる局面が出ます。しかししばらくするとその熱狂が冷め、再びグズグズした相場に戻ってしまうケースが多いです。そうやって「飛び乗ってはやられる」ことを繰り返すうちに、投資家はだんだん体力を消耗してしまうのです。

このような現象は「強気のわな(Bull trap)」と呼ばれます。「強気のわな」にひっかからないよう、お気をつけください!

広瀬 隆雄(ひろせ たかお)
コンテクスチュアル・インベストメンツLLC マネージング・ディレクター
1959年、広島県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。S.G.ウォーバーグ証券(現UBS証券)、ハンブレクト&クィスト証券(現J.P.モルガン証券)を経て現職。ブラジル、ロシア、インド、中国などの新興国市場に特化。

(提供=トウシル

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