恩恵を受けた企業とその理由

店にとって、増税が起きたらまずしなくてはならないことはなんだろうか?それはシステムの変更である。お店のレジや請求書のシステム、それに会計ソフトなども、バージョンアップや設定変更をしないとならない。5%から8%、続いて10%と、短期間に続けて消費税率が上がるスケジュールになっているため、これらを扱う企業は恩恵を受けている。
このほか、以前の税率引き上げ時と同様に、シールメーカーや印刷会社にも特需がきている。これはなぜかというと、店頭商品の値札の上に新価格をシール貼りしたところも多かったからである。


ダメージを受けた企業とその理由

高級品や値段の高価なものは増税前の駆け込み需要があったが、増税後はその反動で落ち込んだ。トヨタ自動車は、国内生産台数が7月は増税前並の台数になったもの、その他の月は増税前を下回った、
百貨店や有名ブランド宝飾店などは売上が伸びたが、消費税増税後は、その反動が大きく、影響は百貨店の売上にも影響を与えている。首都圏に百貨店を持つ三越伊勢丹HDは、増税後の売上高が、未だに増税前の基準に達していない。

消費税10%になる前に確認しておきたいこと

消費税増税後から半年たっていろいろな指標がでてきているが、指標はいろいろ明暗がわかれる所もあり、ここにきて景気減速や鈍さを指摘する声もある。しかし、現状日本の財政を考えると増税しない訳にはいかない事が見えてきている。
政府は消費税増税のタイミングを慎重にみているようだが、おそらく予定通りすすむ見解が強い。あらたな消費税増税を考えると、今から再度家計を見直す必要がある。

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