2019年1月29日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在の米ドル/円は、まさに分水嶺。どちらに転ぶかがわからない相場だ。110円を突破していけば110円後半から111円台を狙いに行く可能性は出てくる。しかし一方で、本日29日(火)に109.13円付近の安値をつけたが、先週安値であるこのレベルがつぶれて、108.97円付近にある21日移動平均線を割り込んだら、108円ミドルまでは簡単に落ちるとみている。今週はどちらに転ぶかわからない揉み合いが続くだろう。ただし方向的には売りから入りたいイメージのほうが強い。今週は材料の多い週のため、流れを読むのが難しいところだが、やはり米ドル/円は売りから入って、フィボナッチの38.2%ポイントである108.57円付近にかけて利食うイメージで臨みたい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは108.50~111.20円で想定。本日29日(火)に限っていえば、110円には届かないため、109.45~109.55円付近から戻り売りで入って109円割れるか割れないかをみながらショートはやめる感じのトレードが望ましい。今週の戦略としては基本、売り回転で臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。