「温泉旅館やリゾートホテルのようなラグジュアリーな空間を、自宅でも味わえたらよいのに」と考えたことはありませんか?現在、ホテルや旅館のような家づくりが注目を集めています。高級リゾートホテルのようにきらびやかな雰囲気の家も人気ですが、日本らしい和の心を取り入れた、温泉旅館のような家づくりも魅力的です。ここでは、自宅を高級温泉旅館風の家に仕上げるためのコツをご紹介します。

門から玄関へのアプローチから温泉旅館を演出

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モデルルーム(写真=株式会社もりぞう)

まずは、住宅の顔である玄関まわりの演出を考えていきましょう。門から玄関の入り口までのアプローチに点々と敷石を置き、その周囲に玉砂利を敷き詰めると、純和風の玄関まわりになります。

庭をつくるのなら、日本庭園風にしてみましょう。庭としてのスペースを大きくとれる場合には灯籠や庭石を置き、松を植えてみるのもよいでしょう。スペースと資金があれば池や滝、橋などを設置し豪華な庭にするという手もあります。スペースがあまり取れない場合には、小さな砂利を敷き詰めて波紋をつくり枯山水風にしてみてください。小さいながらも情緒あふれるすてきな庭になるでしょう。

玄関の戸は木製の大きな引き戸がおすすめです。片開きや親子ドアよりも豪華さが際立ちます。玄関の中は広々とした土間にするとさらに雰囲気がアップします。

リビングにも畳がある家。おすすめはカラフルなものも多い琉球畳

フローリングの一部を置き畳にすると和と洋、どちらも楽しめる空間になります。無垢材のフローリングに合わせたい畳は、縁がない琉球畳です。半畳サイズでリビングの広さに合わせやすく、カラフルなものもある琉球畳は、フローリングにもよくマッチします。インテリアのアクセントになるだけでなく、家族の憩いスペースとして利用できるでしょう。

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モデルルーム(写真=株式会社もりぞう)

和室ではなく、リビングの一部を掘りごたつにするという手もあります。ただし、リーズナブルなユニットタイプの掘りごたつを購入するとチープな印象になってしまうこともあります。掘りごたつをつくる場合は、新築後に設置するのではなく、建築時につくるよう住宅会社に相談してみましょう。

琉球畳や掘りごたつのあるスペースの窓は、雪見窓や雪見障子を取り入れると上品なイメージになります。天井を高くして梁や柱を大胆に見せたり、柔らかな明かりが広がる和風照明を選んだりするだけでも、高級感が出ます。

和モダンな寝室で一日の疲れを取る

寝室にもこだわるのなら、和室にローベッドを置いて和モダンな旅館風にしてみましょう。ベッドは、広々としたサイズのシンプルなデザインのものを選ぶと、さらに落ち着きのある空間になり、一日の疲れも取れます。

浴槽にヒノキや陶器など。高級温泉旅館のようなぜいたくな浴室をつくる

高級温泉旅館といえば、客室露天風呂。自宅にこだわりの客室露天風呂風の浴室をつくってみませんか?屋上やベランダの死角となる位置に露天風呂を設置したり、ガラス張りの浴室にして外の景色を楽しめる設計にしたり、アイディア次第でさまざまな工夫ができます。

周囲からの目が気になる立地の場合には、浴室に面する場所に坪庭をつくり、大きめの窓を設置して坪庭が見える浴室にしてもよいでしょう。浴槽の素材にもこだわってヒノキや陶器にすると、より高級温泉旅館の雰囲気が出ます。一般的なユニットバスではなく、個性的な浴室をつくりたい人にもおすすめです。

注文住宅でこだわりの空間をつくり、癒しの毎日を

自分好みの住まいにできるのが注文住宅のメリットです。細部にまでこだわりたいのであれば、間取りや設備はもちろん、インテリアにも個性を出してみましょう。今回ご紹介したものはあくまでも一例です。憧れの住宅をかなえるために、住宅会社とよく相談し、設計を進めていきましょう。(提供:MORIZOU online


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